かなの種類

書のコトバ

漢字にも様々な字体があるように、かなにもいくつか種類があります。
漢字ほど複雑ではないにしても、これもまた少しつまずきやすい所かもしれません。

ですので、まずは最初に知っておきたいこととして、3つ取り上げてみます。

とりあえずおさえておきたい、かなの種類。「ひらがな」「変体がな」「カタカナ」

ひらがな

「ひらがな」は、現在私たちが使っている「あいうえお…」の姿です。よく「50音順」などと言われますが、実際使っているひらがなの数は50字ないことは、知っておくのも面白いかもしれません。

大切なことは、それぞれのひらがなに、字源(じげん)、すなわち、元となった漢字があることです。ですので、ひらがなを学ぶ時は、字源の骨格を意識して書くことが、とても重要になります。

上がひらがなの「ひ」。下が、もとになった漢字「比」

上の画像はひらがな「ひ」についてです。「比」が「ひ」に一気に姿を変えたわけではありません。それぞれのひらがなの誕生するまでの過程を見ることも大切なことですので、別の機会に取り上げてみたいと思います。

変体がな

次が「変体がな」。これは、普段使うことがほとんどないのですが、見ることはしばしばありますし、実は誰でも、それなりに読めている変体がながあるように思います。
触れ始めると長くなるので、「変体がな」については、次回に回すこととして、一つの例だけ挙げておきます。

「生そば(きそば)」。「生」は私たちが使っている漢字ですが、「そ」と「ば」に変体がなが使われています

次回、「変体がな」に触れてみますので、楽しみにしていてください。

カタカナ

そして、「カタカナ」。私たちが使っている「アイウエオ…」です。
カタカナにも字源があります。字源の一部を取って作ったと覚えておけば良いと思いますが、中には漢字全体のケースや、漢字の草書体と言われる書体から生まれたものもあります。
「草書体」という言葉も大切なのですが、ここでは深入りせず、「書体」について触れる時に取り上げてみたいと思います。

上がカタカナの「カ」。下が字源の「加」。偏の部分が、カタカナとなりました

このように、カタカナの学習においても、字源の漢字を意識して行きたいですね。

まとめ

以上、大雑把ですが、かなの種類について触れてみました。
いづれ触れるかと思いますが、各ひらがなの字源と変化の過程、そして、各カタカナの字源については、実際に書く時にも、知識としても重要ですので、興味のある方は調べてみるのも良いかもしれません。

では、次回は「変体がな」を見てみたいと思います。
最後までお付き合い頂き、ありがとうございました。

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