敬(うやま)う気持ちを表します。
立場が上の人や、偉い人に従ったり、大切にする意味がありますが、へつらったり、媚(こ)びる、といった言葉とは異なります。
人間関係において、一人ひとりが異なった性格を築いていて、それぞれの経験と境遇を乗り越えている事を考えると、安易な判断で、軽率な言葉をかけてしまったと、反省することがあります。
私が尊敬するシンガーソングライター・谷村新司さんは、ご自身の著書の中でこう述べられています。
「人間の目に見えているのは全体のわずか四パーセント、耳に聞こえているのはたった三パーセント。その小さな世界を基準に人間は考え、判断し、行動しているに過ぎない。本当は、自分たちの知らない大きな世界にこそ、とても大事なことが存在するにもかかわらず・・・。」(『夢創力。人間「谷村新司」から何を学ぶのか』創英社/三省堂書店刊)
これは、谷村さんが同著書の「はじめに」に、記された言葉で、常識や概念、理屈やルール、好奇心などについて触れられた箇所です。
物事や人を客観的に見て、取り入れるべき所を素直に受け入れる態度に、「謙虚」という言葉がありますが、なかなか実践する事が難しい場面も多いかもしれません。
そんな時、谷村さんのこの言葉を思い出すと、自然に心が落ち着くのを感じるものです。
過度に持ち上げることなく、侮ることなく、謙虚にフラットに人に接すること。それが「敬意」だと、谷村さんは、教えてくださいました。
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