立錐(りっすい)

コトバのリスト

人や物が密集し、細い錐(きり)さえも立てることが難しい状態を表現した言葉です。

「立錐の余地なし」などと使われます。人が密集した所に錐を立ててみる事は、現実的ではありませんが、とてもシャープでスマートな言葉だと思っています。

実際の生活の中で、ほとんど使われることがないのが残念ですが、また時代に合った言い回しが生まれるかもしれません。

「書」の大きな役割のひとつに、記録すること、書き跡(あと)を残すことがあると思います。ささやかながら書に携わらせて頂いていて、洗練された美しい言葉を伝え残して行きたいという思いで、「立錐」と二文字書かせていただきました。

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