10月14日(土)、爽やかな秋晴れのもと、みわ会さんに行ってきました。
小松から能登町までの道中は、空気がきれいで、緑豊か。そして、蘇芳(すおう)色に染まった薄(すすき)が風に揺れ、とても趣がありました。
みわ会工房がある、小間生(おもう)公民館では、堀内さんと竹田さんがいつもの明るい笑顔で迎えて下さいました。
手持ちの久田和紙が少なくなったので、今回60枚ほど購入させて頂きました。
久田和紙は、A3サイズが標準なのですが、堀内さんが大きめサイズの物も奥から出してきて下さり、合わせて購入致しました。
和紙の色合いや厚さ、「チリ」と呼ばれる楮(こうぞ)の繊維の入り具合など、同じ久田和紙でも様々なバリエーションがあります。
ひとまとめにしてチリと呼んでいますが、楮の部位によって様々なチリが生まれ、とても個性ある豊かな表情を見せてくれます。
また逆に、チリを限りなく取りのぞき、存在感のある厚みを出し、優しく温かみのある生成(きなり)色に仕上げた久田和紙もあります。
毎年、地元の生徒さんの卒業証書に使われ、これこそ久田和紙の真髄と言えます。
久田和紙を買い求めたあと、竹田さんに説明頂きながら、工房内を見学させて頂きました。
地元で採れた楮(こうぞ)とトロロアオイを見ると、久田和紙作りにたずさわる皆様のあたたかい思いと、熱意を感じました。
楮は、和紙の原料となります。トロロアオイは、楮の繊維を均等に分布させ、美しく整った和紙に仕上げるための、「ネリ」と呼ばれる材料です。
↑↑左側のクリーム色の芯がある束が、楮の木の束。
その右の束は、楮の木を蒸して、芯を取りのぞいいた、楮の樹皮です。
一番右のざるに入っているのが、トロロアオイの種が入った殻です。
↑↑左のボールに入っているのがトロロアオイの種。次のトロロアオイを作るため、蒔きます。
↑↑収穫されたトロロアオイの根。冷凍保存されているものを拝見させて頂きました。
興味のある方は、久田和紙「みわ会」のホームページや、動画をご覧ください!
↓↓久田和紙「みわ会」ホームページはこちらです
/https://www3.hp-ez.com/hp/miwakai/
↓↓久田和紙の製作工程(前編)の動画はこちらです
/https://youtu.be/8h2JJipHiNk
↓↓久田和紙の製作工程(後編)の動画はこちらです
/https://youtu.be/mwIUN3-KI5I
堀内さん、竹田さん、お忙しい中、ありがとうございました!
出来上がった1枚1枚の久田和紙を、これからも大切に使い、創作活動を続けていきたいと思います。
みわ会のみなさん、いつもありがとうございます。
また、お会いできるのを楽しみにしております!
コメント