没頭(ぼっとう)

コトバのリスト

ほかの事を忘れて、ひとつのことに集中出来ている事を表します。

夢中になり、無心になり、何かに没頭できるということはとても幸せだと言われています。

私の大好きな本、『愛の無情について』。亀井勝一郎先生の著書です。全文を筆写したことがあります。この、「コトバのリスト」でも、ご紹介させて頂いたことがあります。(https://sumi-iro.jp/archives/1669をご覧ください。)

「没頭」という言葉に思いを巡らせていると、この『愛の無情について』の中の、亀井先生の言葉を思い出しました。
第一章の「精神について」のなかで、「現代人とは、おそろしく性急で多忙な人種らしい。(中略)ある一事に、持続的に注意力を集中する時間を失ったのです」と述べられています。

確かに私たちの周りには、沢山の興味深い事柄、好奇心をひくものが存在し、誘惑しているとも考えられます。その中の一つを選び、没頭することが困難な時なのかもしれません。

今までの中で、自分はどんな時に、どんなことに夢中になったことがあったか。思い出してみることは、意味のあることと言えそうです。

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