再会(さいかい)

コトバのリスト

同窓会シリーズ、一回目は、「再会」です。

再会とは、ふたたび会うこと、また会うことを表します。
つまり、一度会っていないと再会出来ないわけです。

当たり前のことかもしれませんが、この広い世の中、大勢の人の中、会う機会がある人より、会わない人の方が圧倒的に多いはずです。
しかも、会うといっても、記憶に残り、何かの思い出が残っている関係でなければ、再会という言葉がしっくり来ないかもしれません。
そう考えると、再会出来る機会があることは、幸せなことかもしれません。

シンガーソングライターの谷村新司さんがお亡くなりになり、もう二年が経ちました。
谷村さんは、出会いや別れ、そして再会といった、人と人との関わり合いを大切にし、歌にもされてきました。
堀内孝雄さん、矢沢透さんとのグループ「アリス」の曲に、『ライトハウス』があります。作詞が谷村新司さん、作曲が堀内孝雄さんです。
『ライトハウス』の詞の中に、

出逢いが奇跡の始まり 別れさえも再会も
あの日の空に 遠い一筋の光
君を憎んだことさえ 若さゆえの思い込み
真昼の海じゃみえない まして目を閉じたままじゃ

と、綴られています。
最初に、出逢いがなければ何も始まらない。そしてその出逢いは奇跡だと教えてくださいます。

谷村さんはよくステージで、「今日のこの時にあわせて、みんないろんなことを乗り越えて、この場所に一緒に集まってくれた」という内容のことを語られ、久しぶりに会うファンへの喜びをいつも忘れずにステージに立っていらっしゃいました。
もうステージでお会いすることはできませんが、思い出せばいつもそばいてくれる存在として、多くのファンの方々の胸にいてくれるでしょう。

同窓会も、いつまでもというわけにはいきませんが、また友や恩師と再会できることを願って、一日一日歩みたいものです。

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