谷村新司さんが、2002年に発表されたCDアルバム「半空 NAKAZORA」の、最後に収録されている曲『半空 NAKAZORA』。谷村さんが、50歳を越えた頃の作品です。
「なかぞら」は、国語辞典や古語辞典には、「中空」と掲載されていて、空の中ほど、旅の途中などの意味があるとされています。
「中空」から「半空」が生まれた背景には、キョードーの創始者の内野二朗さんと、谷村さんとのやり取りがあり、「いくつになってもまだ人生の半分」という意味が込められているようです。
歌い出しの、「旅の重さだけに君だけは負けないで」という歌詞。この短いフレーズの中に、「だけ」という言葉が2回使われていて、しかも違和感なく効果的に使われていることに驚かされます。
20年以上たった今も、ふと心に蘇ってくる、優しくてあたたかいメロディーです。
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