静寂の中で秒針が刻む音の響きは、何かが迫ってくる緊張感がありますよね。
ところで、私が小学生の時、先生に、「目を閉じて、60秒、心で数えてください。先生が持っている時計で60秒たったら、合図します」と言われました。
私は、60秒という感覚の正確さを問われているのだと思っていたのですが、
先生は、「この60秒を長いと感じましたか。短いと感じましたか」と生徒みんなに聞きました。
今でも、このエピソードが鮮明に思い出されるのは、先生の伝えたい思いが、今でも私に息づいているからなのでしょう。
確かな思いは、いつまでたっても、どこにも行かない、不滅のものなのかもしれません。
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