どちらからともなく

コトバのリスト

すべての人と、上手くコミュニケーションをとれれば一番良いのでしょうが、現実的ではないようです。

敢えて築き上げていく人間関係もあるのでしょうが、「どちらからともなく」近寄っていける、話しかけていけるという、自然な関係って、心地よいですよね。

中島みゆきさんのCDアルバム「わたしの子供になりなさい」の4曲目に収録されている『清流』。
この曲のなかに、私が感じるのは「フィフティ・フィフティ」という人間関係です。

「なぜ競わなければいられないのでしょう」「なぜ夢中になることは弱みになるのでしょう」「私があなたに何をするの」「私が味方だとわからない」という歌詞にある言葉は、力関係や立場を越えた、胸に沁みる言葉です。

「清き流れ」を、「はじめの気持ちを忘れても」、「はじめの滴(しずく)を忘れても」、「どちらからともなくまじわり合って流れてゆけ」と、みゆきさんは大きなスケールで歌っておられます。清々しい、大好きな一曲です。

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